アーク溶接特別教育を受講したいけど、学科・実技何を受講すればよいか分からないですよね。
- 学科のみの受講
- 実技のみの受講
- 学科は受講して実技は、各事業所で行う。
いろいろな受講パターンがあるのでややこしいです。
実際に、学科と実技を決まった時間受講しないと特別教育の修了を得ることが出来ません。
今回は、アーク溶接特別教育の申し込みの際の注意点を解説したいと思います。
・アーク溶接特別教育の受講パターンの違いを知りたい方
アーク溶接特別教育の学科と実技どちらを受けるか決める

アーク溶接特別教育は、学科11時間・実技10時間の受講が必要となります。
基本的には、学科を修了してから実技を受講する形となります。
実技から先に受ける!と言ったことは出来ません。
学科を受けた人から実技を受けることが出来るようになります。
アーク溶接特別教育の受講内容をしっかりと確認しましょう。
注意点として
- 学科のみ受講
- 実技のみ受講
- 学科と実技両方の受講
- 学科は受講で実技は、各事業所(自分の会社)で行う。
を明確にしましょう。
※学科は受講で実技は、事業所の場合は特殊ではありますが可能です。
学科のみの場合

学科のみの場合を受講する方は、各ホームページにて学科のみの受講であることを確認してください。
ですが学科のみを受講してもアーク溶接特別教育の修了証を得ることは出来ません。
実技も必ず決まった時間受講する必要があります。
必ず確認してから申し込みを行いましょう。
学科のみを受講される方は、下記のような方が該当すると思います。
- 特別教育のスケジュールに実技が組み込まれていない。
- 学科のみ受講して別日に実技を受講する予定。
- 学科の試験に落ちてしまい再受講の必要がある。
実技のスケジュールがなかった場合は、講習日数が2日間となります。
(学科は、11時間の受講が必要であるため1日+半日かかります。)
基本的に講習者の話を聞きながらテキストを読み進める形になるので持ち物は、筆記用具だけで良いです。
話を聞いてく形となりますが寝ないように気をつけましょう。
進行係りの人が後ろで見ており、注意を無視し続けると落とされます。
実技のみの場合

こちらも学科同様に実技だけの受講であることを確認してください。
基本的には、学科を修了した人しか受けることは出来ません。
実技のみの受講される方は、下記のような方が該当すると思います。
- 特別教育のスケジュールに学科が組み込まれていない。
- 学科の講習が修了しており、実技の時間が満たせていない。
- 実技の試験に落ちてしまい再受講の必要がある。
実技のみのスケジュールも、2日間かかります。
(実技は、10時間の受講が必要であるため1日+半日かかります。)
実技では、実際にアーク溶接を行います。
被覆アーク溶接での実技となります。
持ち物は、溶接用の皮手袋と燃えにくい材質の服で良いです。
前掛けや足かけの保護具は、全て準備してあります。
学科+実技の場合

こちらも、学科と実技両方スケジュールに組み込まれているか確認しましょう。
この講習であった場合、講習終了後にアーク溶接特別教育の修了証を受け取れます。
3日間で完了するスケジュールで組み込まれています。
学科・実技単体で受講するよりも必要な日数が1日少なくなります。
(単体であった場合4日・同時であれば3日)
理由として、単体で受けた場合学科終了後半日空いてしまいます。
同時であれば、学科終了後半日だけ実技を実施することが出来るのです。
有給の取得が厳しい場合や申し込みを毎回行うのが面倒な方は、同時に受講するパターンをおすすめします。
学科を受講して実技を各事業所で行う場合

特別教育の学科を受講した後に3時間だけ実技を行い、残り7時間を各事業所(会社等)で行っても良いというパターンもあります。
富山県の労働基準協会では、このような形を取られています。
なので、2日目の実技3時間終了後に各事業所で行う課題が配られました。
その課題を実施して実技証明を提出すれば免許がもらえました。
もちろん各事業所で実技を行うことが出来ない場合は、別日に7時間の実技補講を行ってくれます。
他にも「学科のみを行って実技は、全て各事業所で行ってください。」
というパターンもあります。
簡単に言うと「学科を受講した後会社で実技を行って証明書を送ってね。」
と言うことです。
各事業所で実技を行って実技完了の申請をしなければなりません。
その際には、所属する事業所の実技教育について事業主証明書を添付ことが必要です。
とにかく、溶接作業を10時間行って会社の実技証明してもらってください。
という事です。
アーク溶接特別教育の受講場所に注意

アーク溶接特別教育は、学科と実技で受講場所が違ってくる可能性がとても高いです。
理由として、実技の場合アーク溶接ができる場所でなくてはいけません。
なので、受講場所の確認は怠らないようにしましょう。
受講場所が変わると家を出る時間も変わって来るので注意してください。
筆者が受講した際には、同じ受講生が場所を間違えて出席できず。
実技を再受講しなければいけなくなっていました。
特別教育は、決まった時間の講習を受けなければいけません。
なので、遅刻すると厳しく判断され最悪その講習が全て無駄になる可能性があります。
資格自体簡単に取れるので、そう言った所だけでも厳しくするようです。
まとめ
アーク溶接特別教育の申し込みの際には、必ず自分の受講したいコースを確認しましょう。
- 学科のみ受講
- 実技のみ受講
- 学科と実技両方の受講
- 学科は受講で実技は、各事業所(自分の会社)で行う
これをしっかりと確認してください。
受講が決まった際には、遅刻・欠席しないように気をつけてください。
そしてアーク溶接特別教育の修了証をもらいましょう!!
アーク溶接特別教育の費用などを書いた記事があるのでそちらも参考にしてみて下さい!
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